smile
1: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 16:02:15
「うまれる!!うまれるよまりさああああ!!!!」

「がんばるのぜれいむ!!ひっひっふーなのぜ!!!」

小さな公園のかた隅。
ダンボールハウスさんの中で、今まさに生命の息吹が芽生えようとしていた。

「(かわいいかわいいおちびちゃん…。やっとあえるんだね。れいむ、このひをずっとまってたんだよ。)」

たくさんヶ月前に、めおとのちぎり!を交わしたれいむとまりさ。
れいむはすぐにおちびちゃんを欲しがったが、夫のまりさは冷静だった。

「これからふゆがくるのぜ。まりさとれいむのしょくりょうだけでもたいへんなのぜ。おちびは、はるがきてからにするのぜ。」

れいむは渋ったが、愛するまりさに従った。
夫を蔑ろにしがちなれいむ種だが、新婚のふたゆの愛情は強かった。

2: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 16:04:14
「ゆん…。わかったよ、まりさ。でも、はるさんがきたらぜったいだよ!」

まりさの賢明な判断のおかげで、ふたゆは越冬に成功。
慎重なまりさは、おちびができても当分困らないだけの食料を集め、満を持してのすっきりー!をし、無事に子宝を授かった。

「ゆうううううう!!うまれる!!れいむのかわいいおちびちゃんがうまれるよおおおお!!」

れいむの割れ目からにょきにょきと頭を出す小まんじゅう。
それを受け止めようと、おぼうしを構えるまりさ。

「ゆうっ!!!」すぽぽーん

無事、父親に受け止められたふたゆのおちび。
世界に祝福されることを疑わないドヤ顔で、元気な産声をあげた。

3: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 16:06:04 
「きゃわいいきゃわいいれーみゅがうまれちゃよ!!」

「しぇかいさいきょうのまりちゃしゃま、ばくたんなのじぇー!!」

「「おとーしゃ、おきゃーしゃ、ゆっくりしていっちぇね!!!!」」

「ゆ、ゆわああああ!!!まりさとれいむによくにたかわいいおちびなのぜ!!!ふたゆとも、ゆっくりしていってね!」

ゆっくりの感性はやはり理解しがたく、人と分かち合えることはないのだろう。

「まだうまれる!!まだうまれるよまりさあああ!!!」

おちびとの初対面に夢中な新米パパを尻目に、れいむはいきんでいた。

4: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 16:08:04 HOST:CF027120183129.cims.jp
「ゆゆ!!こんなにおちびがうまれるなんて、しあわせーなのぜ!!さあ、おとうさんがうけとめるのぜ!!いつでもうまれてくるのぜ、おちび!!」

れいむの割れ目から、再びまんじゅうが顔を出した。そして…。

「ゆうっ!!!」すぽーん

「きゃっちー!!!!なのぜ!!ゆわあ、かわいいおち…び……」

受け止めたそれを見つめたまま、まりさは言葉を失った。

「はいどうもーしゃむでーすだで!!こころはいけめんのじゅんぺーがうまれたで!!やきにく、かすごり、ゆっくりのびはざしていってね!!」

アトピーでぼろぼろの肌。アナルのようなお口。そして大きなオーバーグラスをした、物体Xがそこにいた。

5: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 16:14:00
続きます。今晩中にもう少し載せて、その後は未推敲なので数日後でスゥゥゥ…。

6: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 16:33:21 
頑張って

8: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 17:18:34
ゲスでも可愛がる愛で派おにいさんでもノータイムで蹴り入れそう

9: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 17:41:28
中身に餡子じゃなくてう●こが詰まってそう

10: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 18:20:34 
中身すっかすかでう●こすら詰まってなさそう

11: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 18:34:04
じゅじゅ?

12: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/27(金) 21:34:55
群れのみんなにまりさは焼肉れいむはカスゴリと呼ばれるようになりそう。

13: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 09:22:07 
「ゆ…ゆゆ…?ゆっくりしていってね、おちび…ちゃん?」

同じく事態が飲み込めないれいむだが、戸惑いながらも我が子と思わしきそれにあいさつを返した。

「ごめんなしゃいね~、あちゅしにそっくりのいけめんしゃんにうまれちゃって、ごめんなしゃ~いだで!ありがちょーございますやでほんま、かすごりからしたら」

「ゆ、ゆう…?れいむはかすごり…?じゃないよ。おかあさんってよんでね、おちび…ちゃん…?」

訳の分からない存在が、訳の分からない言葉を使い、訳の分からないことを言う。
返事こそすれど、れいむの頭はパンパンでまともな思考ができなかった。

「れいむ…。ちょっとくるのぜ。」

険しい表情をしたまりさが、れいむをおうちの外に連れ出す。

14: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 09:24:38 
「れいむ…。おそらくこれは、ちぇんじりんぐなのぜ。」

怯えたような顔をしたれいむが、それはなにかと尋ねる。

「おやににてないおちびがうまれることが、たっくさんにいっかいほどあるそうなのぜ…。まえのむれでも、ありすとまりさのふうふからちぇんがうまれたことがあったのぜ。ただ、こんかいは…」

理屈は分かっていても、腑に落ちないといった顔をしたまりさは、口ごもる。

「だとしても、あんなゆっくりみたことないよ!!いってることもよくわからないし、なんだかゆっくりしてないよお…。」

15: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 09:26:49 
「ゆん…。まりさもきいたこともないのぜ、くろいめがねさんのおかざりをしたゆっくりなんて…。でも、まりさたちがしらないだけで、ごくまれにいるきしょうしゅなのかもしれないのぜ。」

希少種。そもそもメカニズムも由来も解明されていないゆっくりという生物(現在は学術的には”ナマモノ"とされているが)は、目まぐるしく新事実が発見され続けており、世に晒されていなかっただけで、元からこういうものだった。と言われた方が、よほど納得できるかもしれない。

「ただ、ひとつまちがいなくいえるのは、あれはまりさたちのおちびだということなのぜ。れいむのおなかからでてきたのを、まりさはしっかりとみたのぜ。」

「ゆ…。それはそうだよ。れいむだって、すごくいたかったんだから、まちがいないよ…。」

信じがたいとしても、揺るぎようのない事実だった。
それを互いに確認し合い、まりさは何か決意したような表情で、こう言った。

16: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 09:28:30
「まりさたちのおちびであるいじょうは、さきにうまれたふたゆのおちびたちと、ひとしくあいしてあげたいとまりさはおもうのぜ。ようすがちがうからおどろいただけで、おちびへのあいじょうはかわらないのぜ。」

「……ゆん。まちこがれたおちびちゃんだもんね。れいむたちににてなくたって、あいしてあげるのがほんとうのあい!だよね…。たいへんなこともあるかもしれないけど、まりさとなられいむがんばるよ。」

心からおちびちゃんを欲していたれいむには、我が子を間引くという選択はなかったようだ。美しい親子の愛。ははのぼせいっ!
決意を固めたふたゆの耳を、甲高い鳴き声がつんざく。

「じゅんやあああああああああああああ!!!!!!!!!!おなかぺこぺこだでえええええええええええええ!!!!!!!!!」

17: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 09:44:36 
完全な蛇足ですが、自分の中でゆっくりじゅんぺーのイメージを固めるためにも絵にしてみました。全くの素人なので小学生レベルです。

③④あたりは少しイメージに近くてピキィ!できたのですが、本職の方がイラスト化したらどうなるのか見たいでスゥゥゥ…。
ゆっくり順平



18: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 10:12:02
順虐流行れ

19: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 10:24:28 
描きなれた感じがして怖いわ

20: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 12:15:11
>>17
上手い。
個人的にはニンニク鼻を付け足したら良いような気が

21: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 12:42:34 
いいかんじだで

22: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 15:21:24 
凄いから凄い

23: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/28(土) 18:41:23
今の展開の時点で無残な結末が想像できてほんと怖い

24: 名もなきゾット帝国民 :2018/04/29(日) 20:27:18
オラ34歳、コミュ症すぎてまともな就職は諦めただで
将来のビジョンは全くなし