syamu
焼肉主人公で書いてみました、これから投稿します。
2018年6月29日順平が第四の凸者と遭遇した翌日。
焼肉は説教疲れで目の下に隈を作って貝塚市役所に出勤した。

若い部下たちの探るような視線は順平の一件を知っての事だろうか、それとも単なる被害妄想だろうか?
どちらにせよ市役所中にアレの所業は知れ渡っている今さら気にしてもどうにもならない。
まだ20にもならない部下が持ってきた書類を見ながら、もう35に手が届く息子の事を考える。
アレの人生はどうなるんだ?ワシが死んだらどうするんだ?能美島に戻ってもまた凸者がやって来るのか。
そういったことを考えるとハツが痛み始めた、ワシがこれほど悩んでいるのにあのアホは今宿舎で休んでいるのかと思うとガツが煮えくり返る。
ありとあらゆる方法で就職させようとしたが、最後の希望だったコモド集会からも順平ははじき出されてしまった。
やはりアレに社会で生きる場所は無いのだ、そう考えるとワシは絶望的な気分になった。

仕事終わり駐車場に行くと背が低い男がスマホで俺の車を撮っていた。
けんまとかいう奴らか、ワシは車に近寄り問答無用で男の顔をスマホで撮影する。
驚いた男を突き飛ばし怒鳴り散らす。

「順平の件で来たんか!?この業人が!ワシの職場を晒すつもりか!?」

「ア、ソノ」

「あ!?はっきり言わんか!いいか?お前がワシの職場を晒したらお前の顔も掲示板に晒すぞ!」

「ヤメテ」

「顔がネットに出たら特定なんてアッという間だぞ!syamu_gamewikiに乗りたいんか!?」

「ユルシテケスカラ」

男は顔面蒼白にしてスマホをいじりだす、ワシは写真を消したことを確認すると男に二度と貝塚に近づかない事。
次顔を出したら問答無用で顔を晒すと脅してから男を離してやった。
周囲を見渡すと怒鳴り声で集まって来たのか部下や同僚が気まずそうにこちらを見ていた、ワシはみんなに頭を下げてから車に乗った。
行く先は宿舎ではなくネットカフェだ、順平がいないというだけで小さな個室は家よりもはるかにリラックスできる空間だった。

真っ先にワシが閲覧するのはゾット帝国掲示板、順平をネタにして遊んでいる俺オナ民のたまり場だ。
本スレは昨日と比べて格段に伸びているスレタイを見てワシはすべてを察した。

【焼肉激怒】Syamu_game第612回オフ会0人【貝塚勃起市役所】(350)

321 :クソチビ :2018/06/29(金) 18:40:15 HOST:JP00000000000.yakigori.yaki.jp
焼肉と駐車場で遭遇した時は怒鳴り声凄くてちびるかと思ったわw
ニコニコとyoutubeに動画UPしたけど聞く時は暴力的な言動があるので注意してくださいよ、ほんま。
あれに怒られて無職を貫ける浜ちゃんはやっぱSなんかな?


ネットで調べてみるとあの男、クソチビは炎上系youtuberとして売り出し中のようだ。
体を張った凸と過激な企画は良識派にボロカスに叩かれる一方、それに対するアンサー動画の投稿などで大量の再生数を稼ぐしたたかさも持っている。
顔写真をあげた所でワシの反応を新たに引き出せたと喜ばせるだけだろう、スレを遡っていくと動画のリンクを見つけたが見る気も起きない。
あの男カメラ付きの眼鏡で動画を撮っていたのだとしたら、あの怯えた態度もワシの反応を引き出すため演技だったに違いない。
ワシは焼け石に水と思いながらも、スレに焼肉まで晒すのはやりすぎだ、こんな奴が出てくるならsyamu界隈も終わりに近づいているななど書き込んでみたが。
いつもの奴だ、焼肉かな?見に徹する時期はもう終わってるなどと書き込まれ、賛同者は一人もいなかった。

「全部アイツのせいじゃぁ」

腹立たしく忌々しい第四の凸者は順平から大量の情報を奪っていきその全てをネットに解き放った。
彼の戦果は俺オナ民に極度の興奮と新しい考察の機会を与え、界隈はネカマに順平が騙されていた時以上の熱を持ち始めていた。
このままではチンフェのように順平のみならず浜崎一家で遊ぶコンテンツに進化していくであろうことは確実だった。

22:00頃に重い気持ちで家に帰り冷めた夕食を一人で食べる。
まともな親父なら順平を呼びつけて何かするべきなのだろうが、もうその気力さえ湧かない。
暗澹とした気持ちでまるで味がしない焼き魚を食べていると寝室からパジャマ姿の柴田とカスゴリが出てきた。

「お父さん、もうやるしかないよ」

「車にディルドつけられるような家になるのはやじゃわぁ」

カスゴリはネットの誹謗中傷に傷つき柴田はバイトを首になった、ワシはまだ耐えられるしかしカスゴリも柴田も限界だ。

「始めたらやめれんぞいいんか?」

ワシの言葉にカスゴリは涙を流し柴田はうなづいた。


次の日ワシはカスゴリと柴田を連れてキャンプ用品を買いに泉南イオンにやって来た。

「この焼串最高だわ」

「振り回すな、目立ちたくない」

「あんたこのチャッカマンはどう?」

柴田は鉄製の焼串をカスゴリはチャッカマンを持ってきた、鉄串は鋭く適度な長さだがチャッカマンは火力に欠ける。

「こっちの方がええやろ」

ワシはカスゴリにガスバーナーを持たせる、柴田はハンモックを興味深そうに見つめ手に取って買い物かごに入れた。

「これ役に立つと思う」

柴田の目は真剣だワシは会計を済ませると三人でレストランに入る、順平は家でホテルカレーを食べているのだろう。

家に帰ると順平はリビングにいなかった、座敷でテレビを見ているのだろう。
ゴミ箱を確認するとホテルカレーとポテチの袋が捨てられている、またオリジナルメニューを作りよったか。
イライラとした気持ちは微塵も湧いてこない、ただ捨てられた空箱と中を洗わず捨てられたカレーパウチ、ポテトの袋を見て順平のようだと思った。

「お父さん明日やるの?」

「覚悟を決めたり色々と準備があるじゃろ、来月の13日が決行日でいいじゃろ」

構想自体は何年も前からあった、粗があるのは百も承知だがやり遂げられる自信もある。
とはいえ覚悟がいるのは確かだ、ワシを含めて三人が始めたことを途中で投げ出さず絶対に完遂させる覚悟がどうしても必要だ。
それにアイツにも最後の機会を与えなくてはいけない、絶対に失敗すると分かっていても、もしかしてが無いと何百回と打ちのめされてもどうしても試さずにはいられない。

「順平に話してくる」

それだけ言ってワシはあいつのいる座敷牢にノックもせずに入っていった。

「オトサン」

「ちょっとテレビを消せ、話があるぞ」


順平の格好は一言で言えばみっともなかったワシのお下がりのピンクの服、俺オナ民のいう所の赤ちゃんコーデを着たおっさん。
これが息子だと思うと情けなくて仕方がないが、服を買ってやろうという気も湧かない、こいつを着飾らせて何になるというのだ。

「順平お前いくつじゃ」

「34」

「35歳以上はのもうニートとも呼ばん無職と呼ぶんじゃ」

「ダッテオトサンガ」

「黙って聞け、真っ当に短大出て二十歳で働きだしたらもう15年働いたことになる、そんだけ働けば自分の車も買えたし店で何回でもうまい食事ができたなぁ」

「順平お前働かんですんでると勘違いしとらんか?お前は今働けていないんだぞ?こうして無職で家でくすぶって職を選ぶ自由や金を稼ぐ機会をドンドン失っとるってわかっとるか?」

「……」

真剣に話したつもりだが順平は下を向いてお口ア○ル運動を繰り返すばかり、こういう時に俺オナ民の表現が頭に浮かんでくる自分に腹が立つ。


「順平ワシはもう人並みにとか結婚とかは言わん、お前に務まる職業ならなんでもいいもう一回ハロワに行って探してこい」

「それがダメなら病院行って診断書書いてもらってもいい、最近は発達障」

「チガウダデ」

順平が口を挟んできた俯いてはいるが細い瞳には怒りが燃え、モグペロの頻度はさらに上がって興奮からか勃起までしている。

「オラショウガイシャジャナイダデ」

「じゃあ普通に働けるな、それともまたyoutuberやりたい言いよるんか?ファンがいるからお金が稼げるって……お前本当にそんな事思っとるのか」

「あれを本当にファンだと思いよるんか?玩具にされて終わりやぞ、よぉ考えてみぃ?じゃあなおやすみ」

これ以上口を聞けば手を出さないでいられる自信は無い、わずかなりとも順平が自分について考えてくれるといいが、それが高望みであることも分かっていた。


日々はゆっくりと過ぎ去っていく、掲示板を見る限り俺オナ民のガチ勢による凸は小休止となり。
第四凸者の運んできた情報の検証や考察が盛んに行われていたサイレント凸者は知らないだけでかなりの人数がいると分かりゾッとしたが。
多くが貝塚合同宿舎の写真を撮る、公園や慰安婦像にほだか議員のポスターを撮る程度で留められた『ついでに凸してみた』くらいのものだった。
順平は結局ハロワにも行かず家でゴロゴロしているが、実際外に出られたら要らぬトラブルに巻き込まれる可能性も無視できない。
それでも順平のためを思ってハロワ通いを勧めてみたがアレは求人票を見ることすら拒んでいる節がある。
高校を出てからずっと働き詰めだったワシにとっては順平の考えていることはまるで分からなかった。
そうして順平が家にこもりワシが職場に通うのを繰り返すうちに2018年7月13日の金曜日がやって来た。


9時にリビングでニュースを見ながらコーヒーを飲んでいるとやっと順平が起きてきた、平日に家にいるワシを見て順平は体を硬直させる。

「おはよう順平、今日は有休をもらってなせっかくだからみんなでBBQしに行くんだが、お前も来るな?」

「オニク!イクダデ」

「体カイカイなるよ、本当に行くの?」

ワシは思わず台所にいるカスゴリを睨みつけた、覚悟を決めたと思ったらこの土壇場に来てこんな事を言い出すとは……。

「順平は準備ができるまで車の中で遊んでればええ、虫よけスプレーもあるから大丈夫じゃろ、順平先に車行っとけ」

順平はオーバーグラスをかけると玄関に向けて歩いていく、ワシは順平が家を出てからカスゴリに詰め寄る。

「どういうつもりじゃ?もう後戻りできんのじゃぞ?ワシたちだけじゃない柴田の人生まで順平に滅茶苦茶にされていいんか!?」

「わかっとるよ、そんなことそれでも私は」

泣きそうになったカスゴリを強く抱きしめる、あの馬鹿はこんなに家族が悩んでいると知っているのだろうか?いや考えることすらしないのだろう。
結婚以前からふっくらと太っていたカスゴリは思った以上に痩せていた、僅かに残っていた躊躇は消えてレバーが据わった、今日すべての決着をつける。


「ケシキガスゴイヨ~コレ~」

「おおそうかそうか、うれしいか」

順平の運転で一時間半沢の近くにキャンプを張り準備を始める。
柴田は焼串を右手に握り左手にはハンモックを、カスゴリはガスバーナーがちゃんと火を出せるか入念に確認している。
ワシはベルトに自分の包丁を差し砥石にかけた出刃包丁を片手に車の中に入り、運転して疲れたといって昼寝をしていた順平を起こす。

「おいバカタレ起きんかい」

「ん?なんだで」

「これ握れ」

「?」

寝ぼけ眼の順平に包丁の柄を握らせる、引き返す最後のラインを自分の意志で踏み越える。
順平の上に倒れトモバラに出刃包丁を突き入れる、刃はテッポウまで突き刺さったかもしれない想像を絶する痛みに苦しみながら体を浮かし順平の上から退く。

「ア、ア、アアア、オ、オトサン!」

順平の擬態失敗コーデは真っ赤な返り血で染まっている、成功だ車から這い出しできるだけ大声で叫ぶ。

「刺された!刺された!」


「チ、チガウダデ!オラ!サシテナイ!」

慌てて車から降りてきた順平を車体の左側面に隠れていた柴田が襲う。

「ホラ死をあげりゅ!」

焼串で順平を突こうとするが奇妙なステップで避けられた、柴田は片方の手に持っていたハンモックを順平の前方に投げ。
焼串を避けて順平が前に進んだ瞬間、勢いよく足元のハンモックを引き抜いたたまらず転倒する順平。
本来なら左右から柴田とカスゴリが襲い掛かるはずが、カスゴリは顔面蒼白で汗をびっしょりとかいてガスバーナーを構えて突っ立っている。

「柴田!とどめを刺すのはワシじゃちょっと待っとれぇ」

突き刺された部位を手で押さえながら腰に差した包丁を抜いて柴田に加勢する。


順平は体を揺らしたり暴れたりしてしぶとく攻撃を避けている、右手には包丁を握ったままで滅茶苦茶に振り回すのだから容易には近づけない。

「なんちゅう動きじゃ」

「お父さん包丁じゃ危ないよ焼串はリーチはあるからこれで私があいつを殺る、例え正当防衛になるとしてもお父さんやお母さんに子供を殺させない」

「柴田……」

そんな風に思っていてくれたのか、柴田……女が高学歴じゃ貰い手が少ないと大学に行かせなかった馬鹿親父をこんなにも思いやって……。
その時包丁を握って滅茶苦茶に振り回されていた順平の右手から包丁がすっぽ抜けた、出刃包丁はまっすぐに柴田に飛んでいき。

「げふっ」

「エハァッ!?」

柴田の右目に突き刺さった、まるで彩色されない対馬編集のようにゆっくりと柴田は倒れた。


「し、柴田!」

包丁も取り落とし倒れた柴田を抱き起す、眼窩に深く刃は突き刺さり引き抜くと真っ赤な血が噴き出した。
手で必死に傷口を抑えるが血はとめどなく流れ出てくる、こんなはずじゃなかった死んで血を流すべきは柴田ではないのに!

「お、お前たちが悪いんだで」

倒れていた順平は立ち上がっていた衣服は乱れ滅茶苦茶に暴れまわったためか体中あざと擦り傷だらけだが、はっきりした声でしゃべっている。
それどころか細く薄い目でこちらをまっすぐに睨みつけている、順平が真正面からワシの顔を見るのはもう何十年かぶりだ。

「流石に気づいただで!お前たちオラを殺す気だな!人殺し!人殺し!オラが焼肉を刺したことにして!それで正当防衛で殺すつもりだで!」

「何が業人だで!全部お前たちが悪いのだで!まともに産まなかったくせに!普通に生きろってそれすらできないように育てたの誰だで!それなのにオラを!オラを!」

勃起した順平は体をしきりに掻きむしりながらひたすら叫ぶ、こいつは嫁入り前の妹の顔を傷つけてそのうえでなにを言うんだ。
その時順平の後ろからゴリラのような勢いでカスゴリが圧し掛かった、口を真一文字に結び鬼のような形相で順平を押さえつけ後頭部をガスバーナーで焼き始めた

「あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛!!!!!!!!アヅゥイ!!!!!!や゛め゛で」

「好き放題言いおって」

辺りに肉が焼ける異臭が立ち上る、10秒、20秒、30秒、1分、順平の凄まじい絶叫はだんだんと小さくなり最後はぐったりと力尽きて倒れた。
ガスバーナーの熱が頭蓋を焼き脳みそまで加熱したのだろう、ワシはカスゴリの迫力と順平の絶叫にすくんでまるで動けなかった。

「柴田生きとるか?」

「あ、ああ生きとるよ」

脈は無かったが今のカスゴリにそんな事を伝えられるはずもない、カスゴリはようやく表情を緩めてほほ笑んだ。

「ドナーに入っとるから右目は柴田に使って、顔が傷ついても整形だってできるから私みたいに後悔しないいい人生を送ってと伝えて」

「!やめ」

止める暇もなかったカスゴリは柴田の手から落ちて傍に落ちていた焼串を拾うと首に押し当て、体重をかけて倒れて一気にノドスジに突きさした。
焼肉の柴田のカスゴリのそして脳を焼かれた順平の小便が沢を汚していく、焼肉は柴田とカスゴリを抱いてただただ叫び続けた。


終わりです、まぁsyamuさんもBBQに連れていかれないように自分の身は自分で守ってほしいものです、ありがとうございました。
最後にちょっとグロくて、ごめんよごめんだで。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10596/1524068680/