syamu
今日からここ、【介護施設かいづかの里】で働く事になりました三浦 三香と申します。25歳です。よろしくお願いします!


2054年4月某日、私は急遽この大阪府貝塚市にある、主に認知症の老人を介護する施設で働く事になった。
貝塚市は大阪湾沿いにあるのどかでいい所だ。
まあ、大阪中心部から遠いという欠点はあるのだが。

石川「三浦さん、今日から宜しくね!」
長田「ここのおじいちゃんおばあちゃん達はほとんど皆大人しいから、あまり身構える必要はないわ。きっとすぐ仲良くなれるわよ」
平野「お、可愛い娘が入ってきたな~。俺、アタックしちゃおうかな~」
葛城「バーカ、お前じゃ相手にされねーよ!」
平野「冗談だって~」
葛城「ったく…あ、三浦さん、俺が案内するから入居者にも挨拶しにいこうか」

職員との挨拶を済ませて入居者全員の部屋に向かう。最初に岩崎さん、次に垂さん、そして…

「ん、君は誰だで?オラはSyamu_gameだで。大物youtuberでスゥゥゥゥ…君は俺の大ファンってことでいいかな?アッアッア…ゲホッゲホッ」


ボウズ頭のクソチビ、老人なのに顔には幼さを残す様はまるで子供おじいさんとでも呼ぶべきか。どんなストレスフリーな生活を送ればそんな幼い顔のままでいられるのだろう?
Syamu_game?そんな人の動画は見たことが無いが昔は有名だったのだろうか?

葛城「あー、こいつは浜崎順平ってんだ…ちょっと他の入居者よりボケが酷くてなぁ。まあ適当にあしらっておけよ、暴れはしないから。」
あー、はぃ…わかりました。えっと、三浦 三香です。よろしくおねがいしますね、浜崎さん。
と名前を名乗った所、浜崎さんの様子が急変する

浜崎「!!!??三香ちゃん!ほんとに三香ちゃんなんだで??ついにオラに会いに来てくれたんか!ほほぉ^~!」ムクムクッ
股間を膨らませた浜崎さんがノロノロと起き上がり私に迫ってくる

葛城「おい浜崎!お前いきなりどうした!大人しくしろよ!」
咄嗟に葛城さんが浜崎さんを抑えつける。
浜崎「敬語使うべきジャアアアン…オラはお前より年上だでぇ?それより三香ちゃん、ホテル行くって言ってたやろぉ~?グヒヒッ…w
愛するべき女とDT卒業して…素敵なことやないですかぁ…」


葛城「なっ…この野郎なんてこと言いやがる!」バキッ
浜崎「だでえぇぇぇえぇぇえ!!!痛いいぃぃぃぃ!!オトサンにも殴られたことないのにぃぃぃ!!!!」
葛城「痛いのはわかってんだよオィ!」ドガッバキッ
浜崎「グブゥ…ゲホッゲホッ…オラは大物youtuberだで!こんなことしてファンタジーにひ、ひ火を付けるかもしれないだで!!!いいんだで!?」
葛城「いつまで夢見てやがるこのボケ老人!」ボコッ
浜崎「だでぇぇぇぇええぇえぇぇえ!!!!!!」

その後、施設の他の職員も割って入り、体をベッドに固定することで落ち着きを取り戻した浜崎。初日早々彼の異常性を片鱗を見せつけられた


石川「あぁ垂さん、ごはん溢れてますよ」
木村「岩崎さん、この薬飲みましょうね」
認知症の患者は自分で食事を取ることが難しいので私達が介助しなくてはならない。
こういう時に言うことを聞かない老人には非常に苦労させられるものだ。
ほとんどの入居者は従順であり職員の支えによってあまり不自由なく食事を取ることができる。
ただ一人名前に順の付く癖に全く従順でないハダカデバネズミを除いては…

浜崎「今日のご飯は少し冷たいので50点、味噌汁は具が少ないので50点、これを合わせれば100点だよね?なのでご飯と味噌汁でオリジナルメニューを作りたいと思いまスゥゥゥゥ…」
と言って私達が少し目を離した隙に茶碗のご飯に味噌汁をぶっかけた。ほとんどが溢れて机と床を汚してしまう
浜崎「あららら、溢れてしまいましたか。ま、いっかぁ。机に溢れたのはもったいないので飲んでしまいましょうかねぇ…職員さーん!床汚れたから、拭いて頂戴!」
ア○ルのような口を突き出してズルズルと机の味噌汁を啜りだす
平野「浜崎!あぁ~しまった、またやられたか…なぁ、下品だから溢したの飲むなよ…」フキフキ
浜崎「敬語使うべきジャアアアン…それに飲むか飲まないかなんて人の勝手でしょ!アッアッア…」ズズッ
この男、年下からのタメ口がどうしても許せないらしい。お前に敬語を使う程の敬える点はあるのかクソガイジ


葛城「食べ物を無駄にすんじゃねぇ!」ガッ
モグラの頭を掴んで机に乱暴に押し付ける
浜崎「ぐぇっ…オラは悪くないだで味噌汁が勝手に溢れて…ソソソソ…」
葛城はあまりの怒りに無言で知的障害者の顔を繰り返し机に押し付ける
浜崎「ウッ!イタッ!オカサン助けてだでぇぇぇぇ!!!」
葛城「もう居ねえだろ!お前の妹からお前には殺さなければ何をしてもいいと言われてるからな、根性叩き直してやる!」
浜崎「ヒィィィ…三香ちゃん見てないで助けて…童顔で可愛い系のオラのこと好きなんやろ?」
知るか。キモいわ。
そっぽを向いて他の入居者の食事を手伝っている間ずっと業人はだでぇだでぇと気味の悪い悲鳴をあげ続けていた。

浜崎さん、オムツ替えましょうね。
働き初めて数日、ついにこのガイジのオムツ替え作業が割り当てられた。
浜崎「三香ちゃんに替えて貰えるなんて素敵なことやないですかぁ…ほら早くするだで」ムクムク
どうやら順平は昔好きだった人間と私を同一視しているらしい。
オムツ替えごときで興奮する所を見るにその女性との経験は出来なかったのだろう。
まあそれもそうか、こんな業人だれも相手してくれる訳がない。
黙って業人のズボンを脱がし、オムツをご開帳する。グロテスクな物体がお見えになる。
その醜悪な臭いに思わずこう言ってしまった

臭いんだよ

浜崎「ク、クサイ…!!??チガウ、オラ臭くない!!!臭くないだでえぇぇぇえぇぇえ!!!イーヤイヤイヤイヤ!!!ミーンミンミンミンミンミン!!!…………」
突然の発狂、それから沈黙。浜崎さんいかが、どうしましたか?
浜崎「アァッ…オモジレッ…アッアッアッ…」

どうやら臭いという言葉には想像以上の効果があったらしい。
そこからはすっかり大人しくなりオムツ替えはスムーズに終わった。

それから私は他にも特定の言葉に反応を示すのかを検証してみることにした。働け、知的障害者、アトピーガイジ等々の罵声を浴びせたがどうやら臭いが一番効くらしい。
今度また試してみようか。
葛城「オイ浜崎!またお前は…!!」
待って下さい葛城さん!ちょっと…ゴニョゴニョ…
今日も食事中にオリジナルメニューを作り出す順平に拳を振り上げる葛城さんを遮り、耳打ちをする
葛城「ほんとかぁ…?取り敢えずやってみるか、浜崎てめえ臭いんだよ!」
浜崎「イヤイヤミンミン…」
葛城「おお、ほんとだ!大人しくなるじゃねえか!三浦さんグゥ?グゥ?グゥ~!!!」

それから他の職員全員にも教えた。彼らは皆人生で最も嬉しい事であるかのように眩しい笑顔をしていた。

浜崎「今日は施設に小学生の皆さんが来ると言うことなので、私のチャンネルを紹介して、オリジナルメニューを食べさせたいと思いまスゥゥゥゥ…」
長田「臭いんだよ」
浜崎「イヤイヤミンミン…」
浜崎「いやだで!オラ風呂入らないだで!綺麗やけん!」
木村「臭いんだよ」
浜崎「イヤイヤミンミン…」
浜崎「三香ちゃんがいいだで!お前にオムツ替えされたくないだで!」
葛城「臭いんだよ」
浜崎「イヤイヤミンミン…」

本来の知能の低さと認知症があいまってすぐ忘れてしまうのが幸いし、この虫は臭いんだよと言う度に初めて言われたかのようにダメージを受ける。
臭いと言われることによるストレスだけは溜まるようで、日に日にガイジは口をモゴモゴ動かし、出血するまで体を掻きむしるようになっていった。

浜崎「もうこんな施設いやだで…何でか知らないけどオラ苦しいだで!アトピー痒い痒いぃぃぃ!!!オトサンはここならぬくぬく暮らせるからって言ったのに嘘つき!大物youtuberを敬える人間がいる所へ行きまスゥゥゥゥ…では、こんな所出ていきましょうまたのぉ~イャアッ!」ボリボリボリボリ

葛城「浜崎が何処かへ徘徊に行ったっきり帰ってこない?」
木村「ええ、正直彼の行動力を見くびっていましたよ。臭いと言ってないときでも静かだったので妙におかしいとおもったら既に部屋はもぬけの殻でした…」

どうやらじゅんぺいくんが人目を盗んで逃げ出したらしい。あのクソモグラこういう時の行動力だけはあるのだな。このまま電車にでも轢かれてくれれば…おっと失礼、つい本音が出てしまった

平野「どうするんです?探しに行きます?」
長田「まさか、あんなのほっとけばいいんじゃないの?」
葛城「そうだな、保護される前に死んでくれれば儲けもんだ」
嗚呼哀れな老土竜、満場一致で見捨てることが決定。
南無阿弥陀仏浜崎順平。来世はいっぱしの人間に生まれられるといいな。
あー清々した、さあ今日も仕事だ。


ニュースの時間です。今日午後7時頃、南海本線の貝塚駅付近の踏み切りで70歳の男性と快速電車が接触し、現在南海本線は運転を見合わせております。男性は全身を強く打ち…
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/10596/1532784544/