syamugameウォンチラ
1: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:35:07.70 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「オラの事が嫌いなんだでか?」
シバター「そうだよ!!貝塚勃起土竜!!てめえみたいな屑は簀巻きにでもなりゃいい!!二度とその汚いアトピー面見せるな!!」
syamu「シャムー!!!!」

2: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:35:18.39 ID:0JLmy6780NIKU
syamuは嫌われたショックから悲鳴を上げその場から逃げ去った。
シバター「ゲホッ...ゴホッ...」
syamuが居なくなったのを確認するとシバターはうずくまり咳き込み始めた。
シバター「もう長くねえのか...」

3: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:35:29.87 ID:0JLmy6780NIKU
シバターは口から血を吐きながら一人呟いた。
syamu「オラ...どうすりゃええんや...」
シバターと別れたsyamuは街を一人彷徨っていた。
syamu「なんでオラの事をシバターさん急に嫌いだしたんや...オラなんか悪い事しただでか?」
syamuは最近自分が何をしたのかを整理し出した。

4: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:35:47.22 ID:0JLmy6780NIKU
確かに自分は全く働いていなかった。甲斐性もなかったし。それに昨日のセクロスであまりにも尻を攻めすぎて彼のケツを出血させてしまった。それとも先週シバターがとっておいたナスと獅子唐のスタミナ炒めと障害者パンをこっそりつまみ食いしたからだろうか。

5: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:35:58.35 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「うーん。あり過ぎてわからんわ。まあええか」
普段の能天気さを発揮して、何が悪かったのかを考えるのはすぐにやめてしまった。

6: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:36:07.08 ID:0JLmy6780NIKU
???「あっ、おぃ、待てぃ!!そこで何してんだゾ」
syamu「んっ...誰や?」
syamuが頭を上げると道着を着た坊主頭の男が立っていた

7: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:36:16.53 ID:0JLmy6780NIKU
mur「オラは三浦。空手道城を経営してて身長176cm、体重78kg、よろしくゾ~」
syamu「オラはsyamu。こちらこそよろでやんす」
mur「あんた宿無しそうだけど良かったらウチで泊まるといいゾ~」

10: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:36:39.60 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「そんなオラみたいな奴をわざわざ。ありがとございますやで」
syamuはmurの好意に甘えて家に泊めてもらう事になった

11: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:36:50.56 ID:0JLmy6780NIKU
mur「ここが家ゾ。空手道場も兼ねてるんだよなぁ」
syamu「なんやこれ一体...頭時間なるで...」
murの家兼空手道場はあしたのジョーの丹下拳闘クラブの如く、ボロっちい木造のあばら家だったからだ。
mur「こんな吹けば飛ぶようなとこだけど勘弁して欲しいゾ~」

12: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:37:02.52 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「細かいこと~気にしすぎですよね」
あまりに悲惨な外装に戸惑いこそしたがそこは宿無しの身分だ、不平不満は言ってはいけないだろう。

13: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:37:16.13 ID:0JLmy6780NIKU
mur「ポッチャマカレー出来たゾ~冷めないうちに帰って食べてくれよな~」
青色のカレーをmurは渡してくれた。その奇抜な色から食欲を減退させるものの、案外食べてみると不味くもなければ美味しくもなかった。

14: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:37:27.86 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「泊まらせてくれた上にご飯までご馳走になってしまい...ありがとごさいますやで」
mur「いやいいんだゾ。それよりさっきsyamuさん凄くしんどそうな顔してたゾ~何かあったのか?」
murはsyamuに尋ねた。

15: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:37:37.51 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「ああ...実はオラ友達に嫌われちゃったんだで...何が悪かったのか自分でもわからないんや...」
mur「そうか...それは辛いゾ...」
syamu「オラの何処が悪かったんや...オラはこれからどうすりゃええんや?...シバターさんがいなきゃオラは...」

17: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:37:48.65 ID:0JLmy6780NIKU
mur「その人ともう一度会ってみればいいんじゃないか?」
syamuはうつむきながら小さい声で答える。

19: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:38:00.97 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「イヤ...今のオラじゃシバターさんには向き合えない...会っても何も解決しなそうや...」
その言葉を聞いたmurはsyamuの肩を優しく叩いた。
mur「それなら心の整理がつくまでここにいればいいゾ」

20: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:38:01.24 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「イヤ...今のオラじゃシバターさんには向き合えない...会っても何も解決しなそうや...」
その言葉を聞いたmurはsyamuの肩を優しく叩いた。
mur「それなら心の整理がつくまでここにいればいいゾ」

22: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:38:25.37 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「本当だでか...?なら... オラに何かここでやれる事はないだでか?...ただで泊まらせて貰う訳にもいかんし...」確かに床をよく見てみると、埃や虫の死骸が散乱しているのがわかった。
自分が何かmurの助けになれば、シバターとの復縁のきっかけが掴めるかもしれない。
syamu「okわかったぜ!!」
syamuは二つ返事で快く快諾した。
それからsyamuはmurの手伝いをする事になったのだ。

24: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:38:37.51 ID:0JLmy6780NIKU
mur「syamuさんの作ったキムチラーメン胡椒が入ってるゾ。syamuさんは胡椒入れるタイプなのかゾ?」
syamu(オラのアト粉がラメーンに入っちゃっただで...)

25: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:38:49.82 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「なんだで!!この埃の中にいる猿は!?」
スローロリス「ヴォー…」
mur「おっ。それは淫夢君だゾ。塾生が密輸してここに置き忘れたのが繁殖したんだゾ」
syamu「可愛いやないですかぁ~」ナデナデ
mur「あっ!淫夢君の牙には人を殺す位の毒があるから注意しろよ」
淫夢君「ヴォー…」ガブッ!!
syamu「シャムー!!!!」

26: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:38:59.31 ID:0JLmy6780NIKU
mur「ちょっとだけ塾生と組手してくれないかゾ。オラ一人だからいつも余っちゃうんだよ」
syamu「ラジュ!!」
バスtehu「うぁー!落としたァー!
ゲームのカード落としちゃった!!!」
syamu「tehu君。とりあえず落ち着け」

28: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:39:11.10 ID:0JLmy6780NIKU
21歳「もちろん俺らは抵抗するで? 拳で」
AOK「お母さんごめんなさい…お婆ちゃんごめんなさい…先生ごめんなさい…僕を死刑にしてください!」
syamu「なんやこれ一体...」
mur「みんな元気でなりよりだゾ~」

29: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:39:23.25 ID:0JLmy6780NIKU
その頃一方

蔵厨「どうして僕を殺したんですか?」
よせ...やめろ!!
蔵厨「シバターさんが僕に言ったんですよね自殺しろって」
あれは...あれは!!
蔵厨「シバターさん僕は待ってますよ。あの世で」

33: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:39:49.42 ID:0JLmy6780NIKU
シバター(因果応報って事かよ...クソッタレ)
シバターは数ヶ月前に医者から胃がんだと告げられたのだ。
シバター「俺が...がん...」
バッチリ先生「ハイバッチリ!!余命は1年持つかどうかですね」

34: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:39:59.56 ID:0JLmy6780NIKU
その後医者から延命方法、保険に関する話、自宅療養の話を聞いた。
シバターは家に帰る途中ある言葉が延々とループした。

35: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:40:10.57 ID:0JLmy6780NIKU
余命は1年持つかどうかですね
俺が死ぬ...?そんな馬鹿な...そうしたらあいつはsyamuは...
シバターは決めたのだ。syamuには自分の弱った姿は見せられない。見せたくないのだ。
だからこそ罵倒してsyamuを追い出したのだ。

37: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:40:23.86 ID:0JLmy6780NIKU
シバター(syamuのやつ...俺の事怨んでるだろうな。無理もねえ...あんなに悪口言ったんだから)
そんな意気消沈する彼に珍客が二人現れた。

38: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:40:32.76 ID:0JLmy6780NIKU
ヒカル「なんやシバター死にかけとるやないかい」
ノエル「昔っから悪人長命って言いますけどシバターさんには当てはまらないみたいですね」

41: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:41:07.43 ID:0JLmy6780NIKU
シバター「なんだてめえらか...嬉しくねぇ...」
ヒカルは詐欺師系ユーチューバーで、かつてシバターと共に炎上軍に加わっていた。
ノエルは迷惑系ユーチューバーで、ドローンを飛ばして悪さをしていた所をシバターに公開説教されたのだ。...結局反省しなかったけど。

42: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:41:40.00 ID:0JLmy6780NIKU
ノエル「そういやsyamuさんはどうしたんすか?いつもキッシンググラミーみたいにくっついてたのに」
ノエルはシバターの病室に置かれていた果物籠からバナナを勝手に食べながら言う。
シバター「どうでもいいだろ...別によ...」
ヒカル「いや、おかしいやろ。ジブンとsyamuはんはイチャイチャしとったやろ?それが急に...」
シバター「五月蝿え!!黙りやがれ」ドガッ!!
シバターは痩せた腕を振り上げ机を叩く。
シバター「ゲボッ!!ゴボッ!!」
シバターの口からドス黒い血がどろどろと流れる。ヒカル「だ、大丈夫かいな?カッとなっちゃあかんで」ノエル「シバターさん...」
ヒカルはシバターの背中を摩る。ノエルはティッシュで飛び散った血を拭いた。
シバター「ハァ...ハァ...とにかくよぉ...野郎の...syamuの話はもう二度とするな...しやがったら...うぐっ!」
シバターはその場にうつ伏せになって意識を失ってしまった。

45: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:42:24.95 ID:0JLmy6780NIKU
ヒカル「シバター!!どうしたんやシバター 」
ノエル「不味いっすよこれ...」
ノエルは即座にナースコールを鳴らした。
バッチリ先生「はいバッチリ!!」
バッチリ先生の手当てもあってか、シバターの容態は安定状態に入ったようだ。
今はベットの上で酸素マスクをつけてぐっすり死んだように眠っている。ヒカル「先生...光の病状はどうなんですか?あいつ血ぃ吐いてましたけど...」
バッチリ先生「いや...あのですね、色んなとこにもう転移してんですよ。癌がね」
ノエル「転移って...どこなんですか!!」
バッチリ先生「肺、脳内、大腸、小腸、膀胱、他いくつかもですよ。胃に出来たものさえ発見した時点でもう手遅れだったんです」

46: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:42:48.18 ID:0JLmy6780NIKU
バッチリ先生は肩を落としながら言う。
バッチリ「すいません...日本の...いえ私の医師としての癌に対する医療技術が未熟なばかりに...」
ヒカル「いえ、先生は悪くないですよ。先生が発見して適切な処置を施してくれなかったら光の奴は今頃...」ノエル「先生...お聞きしたい事があるんですが光さんの余命はどれくらいなのですか?」
バッチリ「あと持って3ヶ月が限度といったところでしょう...」
ノエル「んな...」
バッチリ「それに光さんは何故かモルヒネの投与を拒んでいるのです。投与すれば痛みだけでも取り除けるはずなのに...」

48: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:43:27.78 ID:0JLmy6780NIKU
ヒカル「よおシバター目ぇ覚めたか?」
シバター「ウッ...まだ帰ってなかったのか。あれ...?ノエルのやつは?」
シバターはベットで寝たまま周りを見渡す。
ヒカル「ノエルはバイトがあるから帰ったんや。ところでシバター、お前なんでモルヒネ使わんのや?」
シバターはヒカルから目を逸らす。
シバター「いいだろ...別に使わなくともよぉ」
ヒカル「ほんとはジブン、syamuはんも会いたいんとちゃうか?」
シバターはその言葉を聞くと途端に暗い顔になる。が、ヒカルは続ける。
ヒカル「モルヒネは打つと痛みを和らげる代わりに副作用として眠気に襲われるんや。せやからもしかして訪ねてくるsyamuはんとまともに会話出来なくなるのを恐れてるんやないか?」

50: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:43:58.48 ID:0JLmy6780NIKU
シバター「ちげぇよ馬鹿。syamuの奴は俺が追っ払った。もう来ねえよ...」
シバター「でもよ...ずーっと病室にいるとアイツの...syamuの事しか考えられねえんだ。目を瞑るとsyamuの顔が浮かんでくる。テレビを付けて歌番組を見るとアイツがカラオケしてる姿が頭によぎるんだ。syamuが何を食ってるのか、あいつが何してんのかそればっかりだよ...」
ヒカル「重症やな...」
シバター 「だから...眠っちまってsyamuの事を考えられなくなったらよ...怖いんだよ。それに...眠るとあいつらが出てくるだよ...蔵厨...金魚...俺が今まで踏み台にしてきた...奴らが夢の中に出てくるだよ。早くこっちに来いってさ...」
ヒカル「...」
ヒカルはもう何も答えられなかった。

52: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:44:41.36 ID:0JLmy6780NIKU
眼前のシバターは確かに以前のような恰幅の良さはなかった。ガリガリに痩せていて、顔には生気がなく頬がこけていた。だか、それだけではなく精神まで病むとは。
シバター「とにかくよ...もう俺には関わらないでくれ...一人にしてくれよ...」
ヒカルはもうその場を立ち去るしかなかった。
一方その頃
バスtehu「ウワァァァァァァ・・・(1速)
マアァァァァァァ・・・(2速)」
mur「バスtehu君気をつけて帰るんだゾ」
syamu「...今日も疲れただで...」
mur「まあ肉体労働だからなぁ」
syamu「汚い話やけどmurさんは塾生の子から幾らくらい月謝貰ってんのや?」
mur「0円だゾ~だからオンボロ道場を立て直せないんだゾ~」
syamu「ええ...(困惑)」
お人好しすぎるmurに呆れつつもsyamuは床に取り敢えず座った。

syamu「んーしょ、っとー♪あどっこらしょっとあよっこらしょういち! あっん!?」
syamuの目に一枚の写真が入った。
四人の若い男性が並んで笑っている写真だ。
中には坊主頭のmurに似ている若々しい人物がいた。多分若い頃の彼だろう。

54: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:45:21.64 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「murさん、この写真に写ってる人達はmurさんの友達だでか?」
mur「おっ!そうだゾ!左から遠野にkmrにオラに野獣だゾ。懐かしいなぁ」
murの言う通り、左側から見るとトカゲの様な男、これが遠野だろう。隣には端正な顔立ちを男がいる。これがkmrだろう。一番右側には日焼けしたワイルドな男が写っていた。この人が野獣さんか。
mur「オラ達四人は俳優の卵だったんだゾ。劇団に入って毎日特訓してたっけ...オラなれなかったけどなぁ」
syamu「他の3人はどうなったんだで?俳優さんになったんか」
mur「いや...結局皆なれなかったんだゾ。kmrは沖縄に帰ってカレー屋を開いたゾ。遠野は音楽系の仕事に就いたんだゾ。野獣は...」syamu「野獣さんはどうしただで?」
mur「野獣は...あいつはエイズに罹って死んだんだゾ...」
syamu「えっ...」
mur「実はオラ達四人組は劇団の中でも落ちこぼれでな、戦力外通告を出されてホモビ業界に飛ばされたんだゾ」
mur「オラと遠野とkmrは嫌々ホモビに出てたんだゾ...でも野獣だけは違ってた...あいつはホモビで稼ぎながらそこで名前を売ろうとしてたんだゾ」

55: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:45:56.42 ID:0JLmy6780NIKU
10数年前

mur「野獣...もうホモビ出演はやめるんだゾ...これ以上やったら病気を感染されるゾ...」
野獣「うるせえぞmur!!俺はお前らとは違ってビックなスターになるんだよ!!邪魔するんじゃねえ」
遠野「murさんほっときましょうよあんな奴。関わるだけ時間の無駄ですよ」
kmr「そうですよ。いつも僕たちと撮影する時になると変なアドリブばっか連発して。正直迷惑なんですよね」
野獣「ふん!!言いたい様に言いやがって!!後で吠え面かくのはテメェらだぜ」

mur「でも...オラ達と別れる時の野獣の顔は寂しそうだったゾ...丁度オラと会った時のsyamuさんみたいな...」
syamu「....」

57: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:46:28.12 ID:0JLmy6780NIKU
mur「次に野獣に会った時は...霊安室でだったゾ...あいつは激しいプレイの仕事に取組んでる内にエイズになって死んだんだゾ...」
syamu「そんな...そんな事って...」
mur「syamuさん...ここの塾生達は野獣みたいに独りぼっちの子ばっかりなんだゾ。野獣みたいな事がもう起こらないようにオラがやっていかなきゃ駄目なんだよなぁ」
syamu「murさんは立派だで。辛い過去から逃げずに自分の出来る事をやろうとしとる。
それに比べてオラは...」
mur「syamuさん...syamuさんもいつかシバターさんに会いに行けばいいゾ。あっちだっていつまでも怒っている訳じゃないし。生理が終わって機嫌が良くなってるかもしれないゾ」

59: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:46:57.89 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「せやろうか...」
結局syamuは踏ん切りがつかないままに、murの道場の手伝いを続けた。
そんなある日のこと
ヒカル「syamuはん!!シバターが危篤なんや!!」
syamu「えっ...どゆこと...」
ヒカル「○×病院やで!!兎に角間に合わななる前に行くんや!!」syamu「わ、わかっただで!!」
syamuは見ず知らずの男の言うことにも関わらず走った。
なんだかとても嫌な予感がしたからだ。
syamu(シバターさんが危篤...?そんな馬鹿な)
あのシバターが、ありえないだろ。syamuはそう思った。
あの大きな体でゲラゲラ笑うシバターが死ぬなんて。
病院に駆け込むとシバター、齋藤光の病室に入った。

60: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:47:17.66 ID:0JLmy6780NIKU
シバターの顔には白い布が被さっていた。
syamu「し、シバターさん...」
syamuはその場でぺたりと座り込んでしまった。
そんな嘘だありえない。あのシバターがこんなにあっさりと死ぬなんて。
syamuがその場で項垂れていると後ろから声をかけられた。
????「光のお友達ですか?」
syamu「誰ですかだで?」
シバママ「あっ、私は光の母です。この子の最期に立ち会ってくれてありがとうございます」
syamu「い、いえ、僕は濱崎順平です。シバターさんとはユーチューバー仲間で...でもまさかこんな事になってるなんて...」

62: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:47:35.42 ID:0JLmy6780NIKU
シバママ「あの子ったらやっぱり何も言わなかったのね。昔から正直じゃないんだから」
syamu「シバターさんは病気だったんだすか?」
シバママ「ええ胃がんだったのよ。発見した時点でもう手遅れで...でも濱崎さん、貴方が来てくれて良かったわ。あの子嫌われ者だったから」syamu「ですが、俺...シバターさんに嫌われてたんです。ある日突然出てげ言われて...」
シバママ「それはね。あの子たぶん弱った姿を友達の貴方に見られたくなかったんじゃないかしら。強がりなのよ」
syamu「オラ何も知らなかったんかいな...」
syamuは椅子に座り頭を抱える。シバターが自分の事を嫌っていた理由、それが今更わかっても手遅れだった。

63: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:47:48.46 ID:0JLmy6780NIKU
syamuは尻に何か違和感を感じた。
よく見ると椅子に手紙が乗っかっている。
syamu「なんだでこれは...」
syamuはそれを開けてみる事にした。
そこには

66: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:48:24.34 ID:0JLmy6780NIKU
syamuへ
この手紙をお前が見ているという事は、俺が死んでいるという事だろう。
あの日お前を罵倒してしまい本当にすまなかった。

68: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:48:35.11 ID:0JLmy6780NIKU
俺はお前に弱った姿を見せたくなかったし、俺みたいに先が長くない奴と一緒に過ごさせる訳にはいかなかった。
でもお前を俺はいつまでもいつでも愛してる。
俺はこれから地獄に行って今までの罪を償ってくるよ。

69: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:48:46.16 ID:0JLmy6780NIKU
じゃあなsyamu
シバターより

syamu「し、シバだーざん、オラいやだでぇぇぇぇぇぇ」
syamuはシバターの遺体に駆け寄ると涙を滝の様に流した。
何度も何度も泣いた。それでも彼は生き返らなかった。
おしまい

71: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:49:25.77 ID:0JLmy6780NIKU
syamu「それじゃあmurさんお疲れ様だで」
mur「おっそうだな!」
syamuは1日の仕事が終わるといつもの場所に行く。

72: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:49:39.27 ID:0JLmy6780NIKU
横浜外国人墓地
syamu「シバターさんこんばんはだで」
シバターの墓前に立つsyamu。その手にはココアヨーグルトを持っていた。

75: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:49:59.56 ID:0JLmy6780NIKU
syamuはそう言うとココアヨーグルトを暮石に塗りたくると踵を返して帰っていった。
シバター「syamuさん...墓石にヨーグルト付いてますよ...」

76: 大物Youtuber速報 2020/01/29(水) 18:50:09.92 ID:0JLmy6780NIKU
シバターはちょっと悲しそうに...でも嬉しそうに草葉の陰から笑っていた。
ほんとにおしまい

http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1580290507/